いしる(石川県)
日本三大魚醤って知ってる
魚醤とは塩と漬けこんだ魚を発酵させたものから造る調味料。
世界に目を向けるとナンプラーやヌックマムなんかが有名だよね!
それぞれの製品にもよるけど、個性の強いナンプラーなんかは、
この味を受け付けない人は多いわな。
だけど、あの刺激的な個性が俺は好きなんだけどね〜
それらに比べると日本の
魚醤は味はマイルド、深みのあるしっとりとした味のものが多い印象。
昔の日本の食文化を考えると控えめの味が好まれたんだろうから、
日本では魚醤がおとなしい味で発達したのもうなずけるよ!
そうそう最初に問いかけた質問のアンサーがまだだったね。
日本三大魚醤と言われているのは
香川のいかなご、秋田のしょっつる、そして俺の故郷石川のいしる実は石川のいしる以外はまだ味を試したことがないんだ。
いしるにしても、実は初めて俺の舌で感じることが出来たのが昨年。
俺の実家ではこんな調味料を使用する習慣がなかったんだよね。
家族で俺の実家の金沢を訪れて車でからくり博物館に向かった際に
たまたま通りかかって目にとまったのが醤油ソフトクリームの看板。
→
からくり記念館と醤油ソフトクリーム 記事
その聴きなれないネーミングに吸い寄せられるように車を停めて、降り立ったのが醤油会社のショールーム。
さまざまな醤油とともにいしるも味見することが出来たんだけど、
とっても美味しかったんだ。
普通は調味料として、料理の1素材としてソロでその姿を確認することはないものだけど、
それだけを少量口の中に入れてみると、
その深い味わいに、これはうめーや!と思っちゃたのよ。
きっとナンプラーのような強い刺激のある魚醤だったら、こうは思わないだろうね!
なんかちょと贅沢な日本酒を頂いているような・・・優しい舌触り。
香ばしくて、和風な味のエクスタシーがゆっくりと広がるんだ。
もちろんその場で購入。
そのあとに食した醤油ソフトクリームもかなり美味しいものだったのだ。
このいしるに出会った翌日に、能登の朝市を初めて訪れたのだけれど、
そのアーケードのあちこちでいしるが販売されていや。
前日に購入したものより半額以下の値段で。
ヒゲタ醤油で買ったいしるは上品なお味で満足のいくものだったけど、
朝市で販売されていたいしるとも味比べしてみたかったなぁ〜
(ハニーの稟議が下りなかった)
このいしる、煮物やすき焼きの味付けとしても、もちろん魅力を発揮するんだけど、
カレーやパスタなんかの和食じゃない料理に合わせても旨みをまして◎。
ただ言われなければいしるを摂取しているとは気がつくことは出来ないから、
刺身の際に醤油の代わりにしたり、チーズにつけて食べてみるのも悪くなさそうだと俺は思うよ!
ぜひ!試してみてまいね!