夏休みには、わたくしの実家のある金沢に家族4人で帰省。
深夜に我が家を出発したおかげで、金沢には昼過ぎにも到着のみこみとなった。
しかし、金沢の観光地は結構もうチェック済だし・・・
ということで富山インターで高速を下りることにしたの。
社内でのスマホ検索の結果、
候補地は2カ所、
宇奈月のトロッコ探索Or松川七橋めぐり。
子供たちは、どちらかというと
トロッコを望んだのだけれど、
川を遊覧船で散策出来る場所はあまりないような気がして後者を選択。
宇奈月はずいぶん前だけれど、家族で訪れたことがあるし・・・
ナビに従って富山駅近くの松川地区に向かう。
富山にやってきたのは、約10年ぶり位のになるのかなぁ?
まだ路面電車が走行している景観が懐かしさを感じさせてくれたよ。
車両は小さなボックス型タイプのものと、高級感のあるエクスプレス列車のようなルックスのものの2種類。
この車両が街を通り抜けていく様子はまるで海外の観光地に迷い込んだような幻想を抱かせてくれる。
路面電車の奥に富山城の壮観が飛び込んできた。
しかし、お城のように見えるこの施設は実は郷土博物館。
堀や石垣などを残して焼け落ちてしまった富山城の跡地に作られたキャッスルライクな博物館で、
富山城に関する様々なデータや歴史を膨大な資料とともに展示してくれている。
展望台からは富山中心地おシーナリーを爽やかな風とともに楽しむことが出来たわ。
展望台から見る城祉公園とその背後に広がる富山中心地区の景色はクラシックな
城下街に近代的なタウンが融合した趣のある絵画。
博物館で出て、同じ公園内にある遊覧船の乗り場へ。
喫茶&軽食の飲食店が、この松川遊覧のチケット販売もかねているの。
ちょうど正午頃に、乗船場のすぐ脇にある、この場所に到着。
時刻表を確認すると次回の出船は午後1時。
1時間どうやって時間をつぶそう?
なんて迷いながら、まだ歩いていない敷地内をうろついていると、
鯉がたくさん泳いでいる池の上には赤い傾斜のあるブリッジ。
そして、なぜか古い機関車が展示されている。
なんか、富山駅の近くにもかかわらず、いろいろなコンテンツが満載の観光スポットね。
今まで知らなかったわ
到着前の検索では、公園内に滝廉太郎の博物館があると記載されていたけれど、どこなんだろう?
わからないまま、乗船時間までの残り40分を先ほどの喫茶スペースで待つことに。
窓の外に神通川が揺らいで見えるクラシックな内装の飲食店。
ん?店の奥の方に古めかしい資料が壁に掛けられている。
近づいて確認してみると滝廉太郎の関連資料。
この店の中に先ほど探していた滝博物館は存在していたのです。
なんだ、博物館といっても壁に資料が掲示されているだけなのね!
と納得して入り口近くの自分の席に戻ろうとした際に、トイレに向かう廊下の奥に
こんな表示を発見。
滝廉太郎博物館、ご自由にごらん下さい。
電気が消えたうす暗い1室に入場すると、人影をぼんやりと認識してドッキリ。
いや、目を凝らして見つめてみると、銅像?のようなもの。
2歩引き返して部屋の電気のスイッチを探す。
明かりをターンオン、
先ほどの人影は滝廉太郎の金属材質で作り上げた像。
部屋の奥には古いピアノが展示されていて、譜面台には”荒上の月”の譜面。
壁には彼に関する資料が、ところせましと並べられておりましたの。
娘をよんで、滝氏と記念撮影。
滝廉太郎は、東京生まれだけれど、父の転勤で幼少期の一定の時期を、この地で過ごしたらしい。
午後1時少し前になって乗船場へ。
といっても遊覧船が運行する神通川は、小さな船が2台すれ違うことの出来ない程の幅と浅い川底。
ライン下りという自然を生かしたアトラクションは各地に多々存在するし、
そのうちのいくつかを、わたくしも体験したことがあるけれど、
のんびり街の中の川をゆったりと周遊というコースははじめての参加。
この、松川遊覧船は、富山観光遊覧船(株)が1988年より運行しているもので、江戸初期から明治後半にかけて通商路として賑わった神通川の歴史を偲びながら、
小さな7つの橋の下を、30分かけて、ゆっくりと進んでいくというもの。
乗客は、わたくしたち家族4人と、1人で乗船された男性が2人。
この川縁は桜並木が有名で桜が開く時期には、乗船率も相当なものになるようだけれど、
乗り合い客が少ないのも、余裕を感じさせてくれて素敵です。
船長さんが操縦しながら、川縁の施設の説明を行ってくれるのは、
ディズニーランドの遊覧を思い出したりね・・・・
池の底が見えるような浅瀬には泳いでいる魚たちの姿がはっきりと確認できるわけで、
中には大きな鯉くらいの魚も・・・
しかもところどころの川辺にオブジェのようにカワセミがたっているの。
この周辺は多くのオブジェが並ぶ通りとしても有名で、金色の人魚や、
不思議フォームの作品が自然と同化してるぜ!
なので、ほとんど動くことのない、このカワゼミも最初はオブジェの1つかと思ったのですが、
そうじゃなかった。
その鮮やかなカラードレスは自然会が生み出した生きる芸術。
この初めて間近でみたカワゼミの数は1羽や2羽ではなかった。
こんな県庁所在地のど真ん中に、
これほどの自然を残している富山という県を改めてすごいと尊敬いたしました。
後半、川の魚たちへの餌やり体験をさせてくれるのですが、
川面からジャンプして船を追いかけてくる魚たちの勢いに活力を思い出させていただきましたの。
街中の、こんなゆったり自然体験。
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